こいぬ、エンドロールに?の巻 

,梁海

さてこいぬの返事は。。。YES!!!
前回のエキストラ、楽しかったようです。
母としては、あまり死に行く兵士の役。。なんて気が進まなかったですけど…ね。

それで、翌日またシドニーから電話が掛かってきました。それで興味がある旨伝えると、オーディションの日時を伝えてくれました。

バンド・オブ・ブラザース コンプリート・ボックスバンド・オブ・ブラザース コンプリート・ボックス
(2007/03/09)
ダミアン・ルイス、デヴィッド・シュワイマー 他

オーディション場所は、戦闘シーンのロケが行われているYOU YANGS(リンクは以前訪れたときの記事)。スタジオで集合し、マイクロバスで連れて行ってくれます。同行は、保護者一人のみ。QPはあいにく用事があったので、私が同行。

オーデションを受けたのはこいぬを含めて5名。全部アジア人ですが日本人はこいぬひとり。おまけに保護者が付いてきてるのも、こいぬ一人!なんで?
こいぬともう一人ベトナム人の男の子が一番若く、15歳が2人、18歳が一人。まあ、15歳とかは、もう付き添いいらないがね。ベトナム人の子も、こういう場は慣れてるよう。
15歳のうち一人は体操クラブ経由、あとはエージェント経由で話をもらったようでした。

↓YOU YANGSのロケの様子です。

着いたときには、ちょうど連合軍の兵士役の人たちが一部休憩してました。体に血のりのメイクをしたまま、地面に寝そべってる姿に思わずドッキリ。

スタント指導の方が3名、アシスタントが数名。いきなり演技指導があり、スタントの方が模範演技をしてくれます。撃たれて倒れるアクション。

コレが難しい!
撃たれた瞬間、体を凍らせそのまま倒れこむ。
エージェント経由で来てる子は、多分何回か演技などもした経験もあるようで、ついついアクションがオーバーになり注意されます。「”ハリウッド”にならないよう気をつけないと!」って。
で、一番うまかったのは体操クラブの子。撃たれた瞬間、カチン!って固まるんです。意外と難しいよ、皆さんもやってみて!
超照れ屋のこいぬ、大丈夫かなってドキドキしたけど、運動神経はいいほうなので、まあ、まあ、がんばってました。

次は走りこんできたところを撃たれるシーン。ここでも動きをフリーズするのは難しそうだったけど、みんながんばってた。この間、ずっとカメラで撮影してて、実際の動きとカメラでの動きを比較検討する係の人も存在。

一人で走ったり、集団で走ったり、何パターンか試したあと、今度は更に高度になります。

「逃げ込んだところに連合軍兵士が数名待ち伏せしてて、銃を突きつけられ少年兵は観念して手を上げるが、銃を突きつけた兵士が(日本兵がまだ若い少年と知り?)銃を静かに下ろす。それを見て、ほっとして自分も手を下ろしかけたところで、別の場所にいた兵士が少年兵を撃ち殺す」
という難しい設定!

しかもこいぬが最初の演技の指名を受けた!

思い起こせば、彼が日本で小学校中学年のとき、プロの女優さんがクラスに読み聞かせに来てくれました。
それは結構楽しい話だった(らしい)のですが、話を聞きながらみんな笑い転げてたそうです。
だけど終わったあとに、女優さんが担任に、「一人だけ笑わなかった子どもがいる」というので、誰かと思ったらこいぬ(汗)。先生が彼にどうして笑わなかったの?って聞くと、「笑うと失礼になると思った」と答えたそうです。変な理由!でも、こいぬを知ってる人は、ああ〜〜、って思うでしょう。
そういう性格なんですが、果たして表情豊かに振舞えるのか?

でもがんばりました。地味ながら、何とか表現、出来てたようです。一安心!

オーディション受けることになって、バンド・オブ・ブラザースの、あまり子どもに害のないシーンを見たり、私の知ってる戦争の話をしたりしました。今の子どもたちって、ゲームなどの戦いは身近だけど、第二次世界大戦のこと、殆ど知らない。
特攻隊のこと、成人男子の数が少なくなって、学生にも召集令状が渡ったこと。一人で、粗末な飛行機に乗り、敵の艦隊に突っ込んでいって亡くなったこと。。。自分の死が、国に残してきた家族や友人を守ることになると信じながら。

なんかその切なさが、少しだけ、地味ながら、出てたような気がしました。

で、順番に一人ずつやって、最後は韓国の15歳の男の子。この子も劇団経験あるようです。
んで、この子がすごかった!さすが韓流!?表情が、うまい!

最後に、こいぬとその韓国の男の子2人だけが向こうのほうに呼ばれ、カメラだけでテストを受けてました。
コレが最終選考だったようです。帰ってきたこいぬに聞いたら、表情のアップを集中して撮られた、ということでした。

まあ、親の欲目を入れて考えても、あの韓流の男の子はうまかった!案の定、その役は彼の手に。
その後、彼は監督さんにお目通しを受け、後日の撮影の打ち合わせをしたようでした。

残念ながら、エンドロールに名前を飾ることは出来なかったけど、こんな貴重な体験が出来たことは、ほんとによかったと思います!

その後、映画やテレビを見てても、見方が変わりました(苦笑)

昔ドイツでスタント俳優を目指して訓練を受けたことのあるQP、来れたら面白かっただろうなー。
後日パイレーツ・オブ・カリビアンの特典映像を見てた子ども@エキストラ経験者が、映像の中のスタイリストを見て、あー、この人The Pacificの現場にいた〜!って言ってたけど、きっとあのスタント指導者も、すごい人だったのかも。

今、ハリウッドでは、英語が出来る日本人俳優が不足してて、こんなプロダクションも出来たってニュースで知りました。ロスにいれば、こんなにいっぱいチャンスがあるのね〜

エキストラから、俳優に幅を広げてがんばっておられるとっても素敵な水彩画家さんのブログにもたどり着きました。
さむさんの、ハリウッドに挑戦、のカテゴリー記事、読み応えあります!

奥が深いです。

で、こいぬに、

「いっちょ演技でも勉強するか?」
って聞いたら、

「いや、いい」

って即却下。(苦笑)

でも、新しい挑戦をして、一皮向けた(?)こいぬ。 ハハとしては、役の上とはいえ、息子が死ぬ姿は見たくなかったので、がっかり半分ほっとした半分。

本編は、来年放映になり、DVDはそのまたあとだろうけど、どこかでエキストラのウチの二人が判別できることを祈りつつ(汗)。。。

メルボルンでまた、こんなチャンスがあれば、今度は私も雇ってくれ〜〜(無理・爆)

テーマ : オーストラリア - ジャンル : 海外情報

COMMENTS

No title

K国に持ってかれたか〜〜!残念!
でもやつらは韓流ですから!臭いほどにオーバーな大映チックな縁起がうまいんやろなぁ。
こいぬ君、最終まで残れたなんてすごい!
やればいいのに〜〜〜〜!もつたいない。
おばちゃんも出たいぞ?(笑)

No title

すごいすごーい、読んでてワクワクしちゃいました!!
うちの近所でも映画やドラマの撮影をしょっちゅうやってますが、近所で撮影しているってだけで楽しい気分なのに、オーディションだなんてー、もうすごすぎ(^^)!!
こいぬくん,今回は残念だったけど、ぜひぜひ次回に向けて頑張ってもらいたいです!!

りおんさんにも何かあるかもしれませんよ!
りおんさんが参加できる日系映画の撮影もあると良いですね(^^)

コメントありがとうございます♪

v-20ふぢさん☆
そうなんです、K国、持って行っちゃいました。日本国の先達に申し訳ないでござる!
こいぬは、野球関係のエキストラだったらまた喜んでやるかもだけど、こっちでそーゆーチャンスは皆無だから。。(野球の認知度ゼロに近し)
ふぢさんダンス関係でなんかあれば楽しいだろうね!!

v-20ロッタしゃん☆
>近所で撮影している
そーそー、東京でも撮影してるの見て、あ、このドラマ見てみよう、なんて思って、自分の知ってる景色が出てたらそれだけで嬉しかったり。
その時は、自分(家族)が関わるチャンスがあるなんてあまり思わなかったけど、また一段と面白かったり!
でも、こういうのはエキストラの事務所に登録とかしとかないとダメみたいねー。
ロッタしゃんもチャンスがあれば映って〜〜〜!!

まるでドラマを見ているような

今日の記事でした。
続きが気になってたたんですよね。
結果もさることながら、なによりもりおんさんも言われるように、そういう経験ができたことが一番!

私も読みながらわくわくしちゃいました。
りおんさんもその場に行けていいな〜。
きっといつかいいチャンスがやってくるような気がします。
ご主人、スタント俳優を目指されていたんですか?
きっと付き添いに行きたかったでしょうね
。日本人だったら日本兵のエキストラ多く募集しているのにね。☆☆

コメントありがとうございます♪

v-20cherryさま☆
日本にいるときはぜんぜん思わなかったんだけど、こっちに来てからのこいぬの課題は、表情をもっと豊かに、自己表現をする、ということなんです。
日本じゃ、美徳といわれることでも、こちらじゃただのマイナス点ですkら。。。
そういう意味でも、この一皮は意味のある一歩だったと思います。
これからも、どんどん自分の殻を破れるようなチャンスがあるといいと思います!
QPは、よくある少年の夢、っていいますか、一応プロのスタントマンについて訓練受けてたみたいです。それを職業にしたいとは思わなかったようですが(よかった〜〜)

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